定期預金 高金利 比較

どれを解約しよう?定期預金が複数あるときに一つを選ぶ

まとまったお金が必要、だけど無駄遣いしないようにまめに定期預金をしていたので、すぐに下ろせる現金がない。そんなとき、どの定期預金を解約すればよいでしょうか?単に必要な金額に近いものを選ぶのでは、損をするかもしれません。選択肢はいくつかありますので、優先順位を考えて選びましょう。

定期預金はなるべくなら満期まで預けておきたいものです。まず、解約しない方法を検討してみましょう。定期預金には「貸越」というサービスがあります。定期預金を担保として、低金利でお金を借りられるのです。手続きは特に必要なく、自分の普通預金を下ろすのと同じ感覚で借りられます。すぐに返済できる額であれば、解約をするより得かもしれません。

貸越は、返済に自信がない場合には不向きです。額が大きすぎると感じたり、借入の利息を払うより定期を解約した方が損が少ないようであれば解約を考えましょう。定期預金のなかには一部解約ができるものもあります。全部を解約するより得ですので、そういったものがないかをまずは調べてみてください。

貸越も一部解約もできない、したくない場合には、金利と期間を見比べて解約するものを選ぶことになります。当然ながら金利の高いものを残して、低いものを解約するようにします。長期間の定期であれば、金利には固定と変動があります。固定は契約時の金利が満期まで続きます。変動は、半年ごとに金利が見直されます。後者は預けたときと金利が変わっている可能性がありますので、現在の金利を確かめるようにしてください。

仮に必要な額が20万円だとして、20万円の定期預金と、200万円の定期預金ではどちらを選びますか?何となく、必要な額に近いものを選びたい気がしますね。ですが、冷静になって金利で比べましょう。もし200万円の方が金利が低く、また現在預け直した方が金利が高くなるのだとしたら、そちらを選ぶべきです。残った180万円を預け直せば、結果的には得をします。預け直す際には、今後また解約する可能性を考えて、少額ずつに分けて預けた方が無難です。

預け直さずに普通預金に入れておく方法もあります。ただ、やはり、すぐに使う予定のないお金は定期にした方が得です。最近増えてきたネット銀行では、金利が高く、預金期間の短い定期預金もあります。最短では1週間というものもありますので、必要なときにはいつでも下ろせると言ってよいでしょう。短期間の契約で自動継続にしておけば、解約のデメリットが少なく済みます。

金利が低すぎて意味ない?お金を預けるのは損か得か

超低金利時代といわれる昨今、銀行にお金を預けてもあまりメリットがないような気がしますね。自宅で現金を保管することをタンス預金と言います。タンス預金には危険が多く存在します。銀行などの金融機関に預けた場合と比べて、どのようなマイナス要素があるのでしょうか?

最たるところでは、火災や盗難が挙げられます。偶発的な事故でそうなった場合にも悔やみきれませんが、家庭内に現金があることを知った誰かによって意図的に引き起こされる可能性もあります。お金があることを羨まれて放火される、強盗に入られるなどの危険性が否定できません。

火災や盗難防止のために金庫に入れている方もいらっしゃるでしょう。反対に、家族にも知られたくないへそくりなので、こっそり袋の中に入れている、本の間に挟んでいるという方もいらっしゃるはずです。その場合には、そうと知らない家族がうっかり捨ててしまう可能性に注意が必要です。いずれの場合でも、なくなった現金が元通り戻ってくる可能性は低いと言えます。

また、あれば使いたくなるのが人情です。へそくりと思って引き出しに入れておいたのに、ちょうど欲しい物ができて使ってしまった、あるいは現金がある安心感から気が大きくなって、必要のないものまで買ってしまった。そんな経験のある方も多いのではないでしょうか。

以上の危険は、銀行に預けてあればとりあえずは防げるものです。「利息より手数料の方が高くつくから銀行はイヤ」と思わず、万が一の保険だと考えて利用しましょう。現金が手元にないことで無駄遣いの抑止にもなるので、結果的には多く貯金できるはずです。また、銀行が破たんしたとしても、1000万円までは保護されます。

預金には普通預金と定期預金があります。普通預金は預けたり下ろしたりが自由にできるので、日常使うお金を預けておくのに便利です。ですが金利が低く、誰かに勝手にカードを使われて預金を下ろされる可能性もなくはありません。

そのため、普段使う以外のお金は定期預金に預けておくことをおすすめします。普通預金よりは金利が高く設定されていますし、解約するには窓口を訪れなくてはなりません。積極的な利益にはならなくても、「お金を保護する」という面では優れていると言えます。

少しでも金利で得をしたいなら10年定期で

同じ10年間預けるのであれば、10年間の定期預金にするのと、短期の定期預金を継続するのとではどちらがよいでしょうか?短期は解約しやすいため便利ですが、長期間の契約の方が利息が高い分、得をします。ただし注意点がいくつかあります。

注意点の一つ目は、中途解約です。せっかく金利の高い定期を契約しても、満期前に解約することになっては損です。確実に10年間使わないお金だけを預けるようにしましょう。もし不安であれば、全額を一つの預金にするのでなく、いくつかに分けて預けることをおすすめします。

次に金利の選び方です。10年先に物価がどうなっているかは誰にもわかりません。現状で一番高い金利を選んだとしても、今後世の中の金利がもっと高くなる可能性もありますし、反対もありえます。ですので、現状で一番良いと思われる固定金利のものか、変動金利のものを選ぶのが無難でしょう。

変動金利とは、半年に一度金利が見直されるものです。大きく得をすることはできない代わりに、常に時代に合った金利に設定されます。預けたときより金利が下がった場合には損ですが、金利が上がった場合に稼ぎそこなう心配がありません。

また、長期の契約だからと、預けたきりで無関心なのはよくありません。預けたときより世の中の金利が大きく上昇した場合には、いったん解約をして預け直した方が得な可能性もあります。定期預金を解約した際のペナルティはたいてい、定期ではなく普通預金の金利が適用されるだけです。その時点での金利は各銀行のホームページで公開されていますので、ときどき通帳と見比べて、お得なタイミングを逃さないようにしましょう。

利息の付き方で単利か複利かを選べるのであれば、複利の方が得です。単利とは、常に預けた元金に対してだけ利息がつくことです。複利とは、付いた利息が元金に足されていくことです。元金が増えればそれだけ利息も増えますので、長年預けるのであれば単利か複利かで差がつきます。

余裕があるなら株?定期?それぞれのメリット、デメリット

すぐには使わないお金があるので貯めておきたい、できれば増やしたい。そうお考えの方は多いのではないでしょうか。選択肢に上りやすい定期預金と株について、メリットとデメリットをまとめてみました。

まず定期預金についてです。今あるお金を将来まで確実に残したいのであればこちらですね。メリットは、預けておけば利息がつくこと、万が一預け先の銀行が破たんしても、1000万円までは保護されることです。1000万円を超える資産をお持ちでしたら、預け先を分けて1000万円以下ずつにしておくのが安心です。

デメリットとなるのは、利息が低いことと、預け入れ期間に注意が必要な点です。利息を少しでも高くしたいのであれば、ネット銀行を検討してみてください。様々な定期預金がありますし、店舗に行く必要がないので地域に関係なく預けられます。定期預金ではありませんが、国債も利息が高く、ネット上で銀行や証券会社から申込めます。

期間についてですが、これから世の中の金利は上がるだろうと予想されるときであれば、長期間で固定金利のものはおすすめできません。長期間で変動金利のものにするか、短期間のものを自動継続にしておくことをおすすめします。金利は下がるだろうと予想されるときには反対に、なるべく金利の高いうちに固定で長期のものを契約しておきましょう。

ただし、長期の場合には中途解約の心配が出てきます。定期預金を満期前に解約すると、利息が下げられてしまい損です。予定にない都合でお金が必要になることも想定して、全額を一つの預金にするのではなく、いくつかに分けておく方が無難です。

次に株です。メリットは、資産を大きく増やせる可能性があること、デメリットは、元本も失う可能性があることですね。だからといって、「失敗するのが怖いから手を出さない」という考え方は論理的ではありません。何事も、経験して失敗を乗り越えてからでないと成功はないからです。始めようか迷われているのであれば、失っても困らない程度の金額で実践して、まずは経験を積みましょう。

株に不向きなのは、まめではない人です。情報収集や勉強をする気がない人や、根拠もないのに「うまくいくだろう」と考えてしまう人は危険です。定期預金であれば、それほど増えない代わりに何年でも放っておけます。それぞれご自身の性格に合っている方を選びましょう。

預金の命、利息についてまわる源泉分離課税とは

金融機関にお金を預けた際に、楽しみなのが利息です。ここしばらく超低金利時代が続いているものの、預ける額や期間によっては、それなりの額になります。この利息が払われるときに一部が税金として引かれていることにお気づきでしょうか?お気づきでなければ通帳をご覧ください。利息がいくらで、そのうちいくらが税金として引かれているかがちきちんと書かれています。

この利息にかかる税金は「源泉分離課税」というものです。漢字が6つも並んでいるので難しく見えますが、意味ごとに分解していけばそれほど複雑なことではありません。

まず、「源泉」とは物事がわき出るもとのことです。水がわく場所を源泉と言いますが、そこから転じてお金が発生する場所を指すようになりました。具体的には、利息を払う銀行や、給与を払う会社をイメージするとよいでしょう。会社が給与を払う際にあらかじめ所得税を引くことを源泉徴収と言います。この源泉と同じ意味合いです。

「分離」は、他から離れて独立することです。「課税」は税金がかかることです。つまり「分離課税」とは、他の所得といっしょくたにしないで単独に課税するという意味です。では何から分離しているのでしょうか?

この分離課税の対義語は、総合課税です。総合ですから、全部を合わせてという意味になります。得たお金のことを所得と言いますが、所得にはいろいろあります。給与のほかに、副業をしていたり、不動産収入や年金収入など、一人が複数の所得を得ていることが珍しくありません。これをばらばらに課税するのでなく、全部の所得を合わせたものに課税しようというのが総合課税です。ここから分離しているのが分離課税です。

給与は総合課税に含まれます。給与を得ている方であれば、年末調整、もしくは確定申告というものになじみがあるでしょう。源泉分離課税はこれと違って、申告をする必要がありません。源泉、つまり利息であれば銀行が支払う際に税金を天引きしているからです。給与も所得税が天引きされますが、申告をして再計算されます。源泉分離課税の場合には、引かれた段階で納税が済んでいるのです。

引かれる割合はというと、利息の20%です。内訳は所得税15%、地方税5%です。そもそもわずかな利息しかつかないのに、5分の1も引かれるなんて理不尽な気がしますね。ただし、メリットがないわけでもありません。

特に主婦の方で、扶養控除内で働きたいという方は多いかと思います。その場合、年間の所得が扶養控除の範囲内を超えないように調整しながら働くことになります。もし所得が範囲の上限ぎりぎりなら、受け取った利息を足すと超えてしまいます。ところが前述のとおり、源泉分離課税は申告の必要がありません。そのため利息のせいで扶養控除内から抜けてしまった、ということは起こらないのです。

家族の預金を受け取ったら税金が?贈与税がかかるのはこんなケース

家族の間でも生活費以外のお金をやり取りした場合には贈与税の対象となります。おじいちゃんおばあちゃんが貯めていた預金を、孫の結婚祝いにぽんとプレゼントしたら税務署に指摘された、ということがありえますので注意が必要です。

贈与税は1月1日から12月31日までの1年間で、110万円を超える贈与にかかってきます。贈与税の税率は一律ではなく、受け取る額によって変わってきます。仮に500万円を受け取った場合には次のようになります。

まず、受取額の500万円から、年間で免除される分の110万円を引いた残りの390万円が対象になります。390万円ですと、税率は20%なので78万円です。ここから控除額の25万円が引かれます。結果53万円を税金として納める必要があります。

これを払わずに済むよう工夫するにはどうしたらよいでしょうか?年間で110万円までは控除されますので、単純に110万円以下ずつ数年かけて渡せば税金はかからないことになります。ですが、総額があまりに大きいと、あとあと相続のときなどに税務署の人に調べられて疑われます。将来の面倒を避けるのであれば、あえて110万円を少し超える額にして、きちんと申告しておきましょう。控除額プラス200万円までの贈与なら税率は10%です。

贈与税と似たものに相続税があります。高齢の親族に多額の預金がある場合には相続税が気がかりになってきますよね。ご本人が健在のうちに預金を親族に渡してしまった方が得なのでは、とお考えになるかもしれません。ですが、贈与税と相続税では、相続税の方が控除額が大きくなります。

相続税は、簡単に言って、資産6000万円以下については関係ありません。加えて夫婦間の相続であれば、配偶者控除が適用されて1億6000万円までは非課税です。相続税を納めなければならない家庭というのは、よほどのお金持ちに限られると言ってよいでしょう。

預金者が亡くなって相続するのであれば、数千万円までは税金がかからない。一方で、預金者が自分で家族や他人にあげる場合には、年間110万円を超えると税金を払う必要がある。どちらがお得かは一目瞭然ではないでしょうか。

定期預金を残して死亡!家族が解約するには

家族が亡くなったとき、遺された預金はどうしたらよいのでしょうか。銀行側は預金者の死亡を知ると、その口座を凍結して利用できなくしてしまいます。ならば、預金者の死亡を知らせないまま預金を下ろせば大丈夫、と思われますか?仮に普通預金ではそれができたとしても、定期預金を解約するには預金者本人の意思表示が必要です。たとえ家族といえど、代理で行った人が簡単に解約することはできません。

口座を解約する、あるいはそのまま引き継ぐには、相続をする必要があります。相続を済ませるまでは口座は利用できませんので、なるべく早く手続きを終えたいものです。相続人が決まったら、銀行へ行って事情を説明し、必要な手続きを済ませます。その際、相続人全員の同意が必要となります。

銀行が相続の手続きを終えるまでには数週間かかります。仮に亡くなったのが一家の大黒柱でお金の管理を一手に引き受けていたとしたら大変です。突然亡くなったので必要なお金が下ろせなくなってしまった、ということが起こり得るからです。病気で入院していたのであれば、入院費を払わなくてはなりませんが、そのためのお金を患者自身の口座に預けていたのでは、やはり困ることになります。日頃から生活費や貯蓄のすべてを誰か一人の口座に預けるのではなく、家族で分担しておいた方がよいと言えるでしょう。

また、本人しか知らない預金や借金があるのも困ります。突然亡くなられてどこに預金や借金があるのかわからないときには、まずはカードを探しましょう。キャッシュカード、クレジットカード、カードローンなどのカードです。通帳や証書も大事ですが、ネット銀行ではそれらが発行されません。カードの裏面には問い合わせ用の電話番号が書いてあることが多いようです。

近年普及しつつあるエンディングノートには、資産や借金をつづる欄があります。高齢の親にはぜひ書いておいてもらいたいものです。むしろ、いつ自分が不慮の事故に合わないとも限りません。口座やクレジットカードを持ったら一冊専用のノートを作って、定期預金や投資、借金、クレジットカードの自動引き落としなどを記録していくのはいかがでしょうか。自分自身の資産管理の面でも役に立ちます。

安全を優先するなら最近はやりの仕組預金より地道な定期預金を

「仕組預金」をご存じでしょうか。最近ネット銀行を中心に広がりを見せている金融商品です。銀行によってはこれを「定期預金」と称しているところもありますが、一般的な定期預金とは別物です。高利率をうたった魅力的な商品を見かけたら、飛びつく前に、なぜそうなのかを考える必要があります。

仕組預金にも種類があります。ここでは代表的な「マルチコーラブル預金」についてご説明します。超低金利時代の昨今、従来の店舗型銀行では、普通預金の利率が0.02%、定期預金でも0.025%と、スズメの涙より少ない利息しかつきません。100万円を一年間定期で預けても、250円しかつかないということです。

ところが、ネット銀行には高利率をうたう商品があふれています。2倍くらいは当たり前ですので、これから新規に預け入れを考えるならネット銀行はおすすめです。ただし、20倍以上も高いような利率には注意が必要です。それらには「預金」「新型定期」の文字がついていたとしても、安心はできません。

マルチコーラブル預金とは、預金者が満期を指定できず、中途解約もできない預金です。期間は最短で何年、最高で何年と明記されていますが、実際に何年になるかは事前にはわからず、決定権は銀行側にあります。また中途解約が認められたとしても、大きく元本割れする可能性があります。

ただし、満期まで預ければ当初の約束通りの利息がつきますし、元本割れすることもありません。ならば、「中途解約をしないで気長に待てるなら得だ」と思われますか?確かに、同じ年数、もっと低い金利で預けるよりは得だと言えます。

今後、世の中全体の金利は、上がるか下がるかです。まず下がった場合に、マルチコーラブル預金を扱う銀行はどうするでしょうか。もともと高利率だったものがさらに高くなるため、銀行としては損です。損失を抑えるために、最短の期日を満期に指定するでしょう。結果として、預金者は得をしますが、大きな儲けにはなりにくいと予想されます。

では上がった場合はどうでしょうか。仮に、現在の平均的な利率を0.05%、マルチコーラブル預金を1%とします。直後に物価が上がり始めて、翌年には0.5%、その次の年には1%、それから年々上がり続けるとします。銀行は満期を自由に延期できますので、金利が上がり続けるうちは満期にしないでしょう。

やがて当初は高利率だったものが、むしろ低過ぎるほどになります。結果、銀行は低い金利でお金を借りられることになり、得をします。反対に預金者には中途解約の自由がないため、預け替えをすれば儲かる分の利息すら受け取れないことになります。

数年後の金利がどうなっているかは誰にもわかりません。確実に言えることは、マルチコーラブル預金で得をするのは、銀行か預金者のどちらか一方だということです。そして銀行がそれを売り出しているということは、銀行側に勝算があることを示しているのではないでしょうか。

もし預けるのであれば、最長期間まで解約できなくても問題のない金額だけを預けるようにしましょう。最長が10年で、10年後に使う予定のお金を取っておきたい、というのであれば、他の固定金利の定期預金より得です。これから金利は上がるだろうと予想されるのであれば、変動金利の定期預金や国債も選択肢に入れることをおすすめします。

身近なトラブル!定期預金の証書を紛失した場合には

定期預金の証明には、通帳に記載されるタイプと、単独で証書が発行されるタイプのものがあります。証書タイプの場合ですと、預けたきり触っていなかったので長い年月の間にどこへ行ったかわからなくなってしまった、ということが珍しくないようです。証書の紛失に気づかれた際には、慌てず預け先の金融機関に相談しましょう。再発行してもらえます。

銀行に相談する際に持参するものは、その銀行に届け出をしてある銀行印と、運転免許証などの本人確認書類です。あとは窓口の指示に従って、紛失届けと再発行依頼をしましょう。銀行側は窓口に来たのが本人であることを確認するために慎重を期しますので、書類の郵送などを含めて手続きには数日間を有します。

紛失の原因は、どこかへ紛れてしまっただけかもしれませんし、誰かが故意に持ち去った可能性もあります。となると、勝手に解約されて下ろされてしまう心配がつきまといます。ですが、解約する際にもやはり銀行印と本人確認書類が必要です。最近では特に詐欺対策などで窓口での本人確認が厳重になっていますので、他人が解約できる可能性はそれほど高くないと言えるでしょう。

今後の紛失を防止するためには、証書がないことが一番です。お使いの通帳が総合口座通帳であれば、普通預金といっしょに定期預金も記録できます。新たに定期預金を始める際には証書を発行してもらうのでなく、通帳に記載してもらうようにしましょう。それぞれ個別に管理するより管理しやすいはずです。

ところで、最近多くなってきているネット銀行では、そもそも通帳がありません。定期預金にしても、オンラインで表示される以外には形として残らないようです。なので、証書の紛失といったトラブルには無縁です。その代わり、定期預金を始めたことを証明するハガキ一枚届かないことに不安を覚える人もいるようです。また、パスワード等を知られてしまえば簡単に他人に下ろされてしまいます。便利さとリスクは背中合わせだと言えますね。

気になる外貨定期預金!豪ドルが良いって聞くけど、ホント?

金利の低い日本ではなく、外国の銀行に預けた方が利息で稼げる、特にオーストラリアドルが良いらしい……そんな話を耳にしたことがありませんか?実際、オーストラリアの金利は日本よりずっと高利率です。ですが、外貨預金には注意すべき点があります。それは為替手数料と為替変動リスクです。

外貨預金とは、円をその国のお金に換金して向こうの銀行に預けるものです。外貨預金の対象の国はいくつもありますが、いずれも日本と比べて驚くような金利をうたっています。預金や定期預金のシステムそのものは国内と変わりありませんので、金利が高いほど利息がたくさん受け取れることになります。

まずポイントとなるのが、換金をする際にかかる為替手数料です。預ける際と下ろす際に、それぞれ銀行に手数料を払わなければなりません。この手数料は一律ではなく、銀行によってだいぶ差があります。高い金利が付いていても手数料によっては損をするというケースが珍しくありませんので、新たに始める際には手数料の決まりをよく見て銀行を選ぶ必要があります。

手数料以上に悩ましいのが為替変動リスクです。国内で円を預けるのと違って、外貨はいつも1ドルが何円と決まっているわけではありません。預金をした時点より円高になると損をし、円安になると得になります。従って、なるべく円高のときに預けて、円安のときに解約をしたいものです。

そうはいっても、為替がどう変動するかはわかりません。あまり情報の伝わってこない外国ならなおさらです。得をするはずの預け時を見極めるのは難しいと言えるでしょう。また、定期預金の場合には自由に下ろすことができませんので、今なら得をする!というタイミングを、みすみす逃す可能性もあります。

商品によっては中途解約ができないものや、中途解約をすると元本割れするものもあります。また預けたときと下ろすときで為替の変動がなければ、手数料によってマイナスになります。金利も銀行によって様々ですので、商品やタイミングの選び方には慎重になる必要があります。

国内の銀行が破たんした場合には1000万円以下の預金が保護される制度があります。外貨預金はその制度の対象外ですので、万が一の心配もあります。以上のことから、利息で生計を立てるつもりで老後の資金をすべて注ぎ込む、というような利用方法をお考えの方は、預け入れの前に十分な検討が必要です。リスクを分散する方法としては、一つではなくいくつかの外貨預金をする、FXなど他の投資も選択肢に入れる、といったことが挙げられます。

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